今さらですが,少し前から FOMA M1000 を使い始めました。i モードが使えないなど電話としては今一つかもしれませんが,PDA と捉えれば結構遊べる機器だと思います。値段的にもお買い得ですし。Palm を使っていたので使い始めは操作に違和感を覚えましたが,徐々に慣れてきてフリーソフトをインストールしたりして遊んでいます。
最近,無償配布されている M1000 用の開発キット(SDK)を入手して,HelloWorld の改造等をしていたのですが,改造の最中にヘッダファイルを見ていたら面白そうな API を見つけたので,それを使用する簡単なプログラムを作ってみました。
その API は
QThemes::RunAppearanceDlgLD()
です。いかにもアピアランスを変更するダイアログを表示しそうな感じで,試してみたらまさしくそうでした。このプログラムを使うと,アピアランスを変更するテーマファイルを指定できます(上記の API を呼んでるだけ)。ただし,テーマファイルで指定されている壁紙とメニューバー等の色だけが反映されます(テーマファイルの詳細や M1000 でのテーマの扱いを知らないので理由は分かりません)。
おそらく以下の内容は保障対象外の使い方なので,試す場合は自己責任でお願いします。
UIQ を採用している他の機種と異なり,M1000 は「ランチャー」で壁紙を変えることはできますが(左の図),メニューバーや文字の色は変更できません。
このプログラムをインストールすると「テーマ」という名前のアイコン(アイコンを作っていないので素っ気ないデフォルトのアイコン)がランチャーに追加されます。タップして起動すると,「ランチャー」とは少し異なった設定画面が表示されます(右の図)。この画面にはメニューバーなどの色を指定するコンボボックスと,「テーマ」ボタンが追加されています。
色を指定するコンボボックスをタップすると,選択可能な色が一覧表示されます(左の図)。ここで好みのものを指定すれば色を変更できます。ここで指定したものは即座に画面に反映されるので,色合いを見ながら選ぶことが出来ます。
「テーマ」ボタンをタップすると,テーマを選択する画面に切り替わります(右の図)。画面の下にインストールされているテーマが一覧表示されるので,適用したいテーマを選択します。「Moto」がデフォルトのテーマで,最初はこれしか入っていません。いろいろなテーマはインターネット上で配布されているので,ダウンロードしてインストールする必要があります。M1000 は拡張子が .utz のテーマファイルを認識できるようです。テーマファイルのインストールは簡単で,テーマファイルを M1000 の以下のディレクトリへコピーするだけです。
C:¥System¥Data¥themes¥installed
PC からコピーする場合は Desktop Suite を使うことになりますが,M1000 付属のものは System ディレクトリが見えません。代わりに Motorola A1000 用の Desktop Suite を使用すれば見えるようになります。M1000 上でコピーする場合は,QFileMan 等のファイラーを使用します。私は Plone UIQ Phone Theme というテーマが気に入って使わせてもらっています(左の図)。これで味気ない M1000 の画面が,少しは格好良くなったかなと思ってます。
すばらしいです!
ありがとうございます m(__)m
vmaxmanさんのところで知り、やってきました。
いいですね。
おかげで、TrackerのMacOS風スキンと統一感を出せました。
いまさらですが、参考になりました。ありがとうございました。
製造終了になりドコモサイトからも消えましたが、まだまだ現役です。