お正月休みに入るので,CLIE UX50 を使い自宅から勤務先の VPN サーバ(PPTP)に接続して,会社のメールを受信できるか試しました。Palm 用の VPN 接続ソフトを WEB 上で探したところ,Mergic VPN for Palm OS という製品が見つかったので,これを試用して実験しました。
Mergic VPN のインストールと設定は,何の問題もなく簡単でした。設定を終えて接続を試みると,あっさり VPN サーバとの接続に成功しました。通信を確認するため,VPN 接続した状態のまま NetFront を起動して,社内ネットワーク上の WEB サーバにアクセスしましたが応答がありません。名前引きを疑って IP アドレスを直接指定しても,状況は変わりません。
次にメールソフト PaPi-Mail で(IMAP4 が必要なため)メールサーバにアクセスしてみました。メールサーバに接続すると,INBOX のメール件数を表示した後で通信が途絶えてエラーとなってしまいました。メール件数が表示されるので,まったく通信できていない訳でもありません。その後,設定をいろいろと変えてみましたが状況は変わりません。普段,自宅から Mac で勤務先に VPN 接続してメールを読んでいるので,自宅の ADSL ルータ・無線 LAN アクセスポイントの設定には問題がないはずです。
何日かして,自宅の無線 LAN アクセスポイントの返却日となったので(キャンペーンの無料レンタル品),無線 LAN ルータを購入して置き換えました。その後,何の気なしに UX50 で VPN 接続したところ,社内の WEB サーバ,メールサーバと通信できるようになっていました。UX50 の設定は何も変更していません。置き換え前後の大きな違いは,PPPoE の終端方法です。以前は ADSL ルータで終端して,その後ろに無線 LAN アクセスポイントをつないでいました。置き換え後は ADSL ルータで終端せずに,無線 LAN ルータで終端しています。
はじめは ADSL ルータ,無線 LAN ルータのどちらも VPN を素通しする機能を持っていて,その機能に差があるのかと思ったのですが,VPN 接続確立後の VPN トンネル内の問題だったので関係ないはずです。うーん,原因は分かりませんが,とりあえずつながるようにはなりました。
マジックコネクトでました。ええのぉ。