息子が通う小学校のお父さん仲間と共同で,近所の空き店舗を次の借り手が見つかるまでという条件付きで数カ月前から安く借りています(内輪で秘密基地と呼んでいます)。ここはもともと居酒屋だったので,ちょっとした集まりで重宝しています。
昨日は市場に勤めている方から「いいタラバガニを手に入れたから鍋をしよう」と連絡が入り,夕方に材料を持ち寄って秘密基地に集合しました。ところが電気代を滞納していたため,電気が止まっていて真っ暗です。鍋はガスコンロを使うので電気は必要ありませんが,部屋の中が真っ暗です。
仕方がないのでコンビニでロウソクを買って,部屋のあちらこちらに立てて鍋を始めました。子供たちは「クリスマスみたい」と言って喜んでいましたが,ロウソクの灯というのは思っていたより暗くて鍋を作るのも一苦労です。正直何を入れているのかよく分からないくらいです。
なんとか鍋を作り,食べ始めました。しばらくして息子が「この葉っぱ固い」と言うので,ライターで照らしてみたら鳥肉を包んでいた包み紙を食べていました。味や歯ごたえで気が付きそうなものですが,不思議なことに暗くて何を食べているのか分からないと,味までよく分からなくなります。ヤミ鍋ってこういう感じなんだろうな。