長い間電源すら入れていなかった Redhat Linux ES4 機に,いまさらではありますが LAMP(Linux, Apache, MySQL, Perl)ならぬ LAMR(Perl の代わりに Ruby)環境を構築しました。
久しぶりに電源を入れたので up2date を実行してシステムを最新の状態にしたところ,Apache のバージョンが 2.0.52,Ruby が 1.8.1,MySQL が 4.1.22 です。
Apache はそのままとし,Ruby と MySQL は新しいバージョンをインストールしました。
MySQL
MySQL は,最新版の RPM を MySQL のサイト よりダウンロードしてインストールしました。
# rpm -iv ¥ MySQL-devel-community-5.1.30-0.rhel4.i386.rpm ¥ MySQL-server-community-5.1.30-0.rhel4.i386.rpm ¥ MySQL-shared-community-5.1.30-0.rhel4.i386.rpm ¥ MySQL-client-community-5.1.30-0.rhel4.i386.rpm
Ruby
最近 Ruby 1.9 系の安定版である 1.9.1 がリリースされましたが,今回 Ruby を初めて使うので,各種ライブラリが確実に動作する 1.8 系の最新版をインストールすることにしました。
Ruby のサイトから,1.8 系の最新安定版である 1.8.7-p72 のソースコードをダウンロードし,以下の手順で何の問題もなくインストールできました。
$ tar xvfz ruby-1.8.7-p72.tar.gz $ cd ruby-1.8.7-p72 $ ./configure --prefix=/usr/local $ make $ make test # make install
それから,ライブラリ管理ツールである RubyGems(Perl の CPAN シェルのようなもの)も入れました。ちなみに 1.9 系では標準で添付されるようです。
RubyGems のソースコードを RubyForge からダウンロードし,以下の手順でインストールしました。
$ tar xvfz rubygems-1.3.1.tgz $ cd rubygems-1.3.1 # ruby setup.rb
Ruby から MySQL を操作するために ActiveRecord を使ってみようと考えているので,RubyGems を使ってインストールしてみました。ActiveRecord は有名な「Ruby on Rails」の一部なので,「Ruby on Rails」ごとインストールしました。また,ActiveRecord 自体には MySQL 用のライブラリが含まれていないので,それも入れました。
# gem install rails # gem install mysql
とりあえずこれで Ruby + MySQL の環境ができあがったので,少しずつ慣れようと思います。
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