数学はあまり得意ではなかったのですが,「はじめての現代数学」を読んでみました。
この本では数学史をなぞりながら,集合論,トポロジー,不完全性定理や 20 世紀末当時の最先端数学が分かりやすく紹介されています。
半分も理解できたか怪しいですが,大きな無限と小さな無限があるとか,A 地点と B 地点の間には無限個の点があるから有限の時間内に B 地点へ到達できないというパラドックスとか,ある図形が一筆書きできるかを判断するグラフ理論など面白い話がたくさん出てきます。
後半では,なんとなく知っていても正確な意味の分からないファジー理論,映画「容疑者Xの献身」にも出た四色問題について書かれています。
ちなみに四色問題はコンピュータを使って解決されたそうで,これからはコンピュータなしの数学は考えられないのかもしれません。
私もこの本をちょうど読んでいるところです。
内容はむずかしいですが、やさしい語り口で書かれているので良いですね。
御坊哲さん,コメントありがとうございます。
> 内容はむずかしいですが、やさしい語り口で
> 書かれているので良いですね。
数学の面白さを伝えようとしているのがよく分かりますよね。いま学生に戻れたら,まじめに数学を勉強しそうな気がします(笑)。