普段はビジネス書の類ばかりを読んでいるので,「たまには文学を」とドストエフスキーの「悪霊」を読みました。
解説などの言葉を借りると,「悪霊」はドストエフスキーの多くの作品の中でも最も複雑で謎めいていて,無政府主義,無神論,ニヒリズム,信仰,社会主義革命などをテーマにもつ深遠な作品であり,「カラマーゾフの兄弟」と並んでドストエフスキーの思想的・文学的探求の頂点に位置する大作だそうです。
面白いという言葉が適当か分かりませんが,読み始めると夢中になってやめられなくなったのは確かです。
ドストエフスキーが愛着を持ち「悪霊」の中心的な章と考えていたが,陽の目を見なかった「スタヴローギンの告白」が下巻の巻末に収録されています。
内容について意見を言えるほど理解できていませんが,この章を読むとぼんやりとしていたニコライ・スタヴローギンの人物像がはっきりして全体の理解も深まったような気がします。
「悪霊」を読んでいる最中は登場人物の名前がなかなか覚えられなかったので,主要な人物の名前を書きながら読み進めました。
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SHINNさん、どうもです。
多くの雑誌などで「最高傑作」と
取り上げられ、多くの書評家さんたちも
「生涯NO1」に挙げる「カラマーゾフの兄弟」。
実は私は過去何回も読むんだけど、
最初の10ページぐらいで、いつも挫折(大汗)
「前半読むのに3ヶ月、後半読むのに3日」なんて
言葉も多く聞くので毎回チャレンジするんですが(大汗)
登場人物やストーリー的な事をメモしながら
読めばよさそうですね。
この夏、再チャレンジしてみます(笑)
海さん,こんにちは。
読んでいて楽しかったのですが,間違いなく深い意味は理解できていません(笑)。ミステリーを読んでいる感覚でした。
「カラマーゾフの兄弟」もよく耳にしますね。いまの勢いで読んでみようかと思っています。でも,XXヴィチのような名前が出てきて登場人物が覚えにくいんでしょうね・・・