最近,Android のソフトウェア開発に興味が出てきたので,Android Developers サイト の Installing the SDK に書かれているステップに従って Mac OS X 上に開発環境を構築してみました。
まず,システム要件を満たしているかを確認。Mac OS X の 10.5.8 以降が必要ですが今回は 10.6.6 なので OK です。
それから,JDK 5 あるいは JDK 6 が必要ですが Mac OS X は標準で JDK がインストールされているのでこれも OK です。念のためターミナルで以下のコマンドを実行して JDK のバージョンを確認しました。
$ java -version java version "1.6.0_22" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_22-b04-307-10M3261) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 17.1-b03-307, mixed mode)
開発ツールとして Eclipse を利用するので,Eclipse のダウンロードページから「Eclipse IDE for Java Developers」をダウンロードしてインストールします。インストールは簡単で,ダウンロードしたファイルを展開して適当なフォルダへコピーするだけです。
Android SDK のダウンロードページから Mac OS X 用の SDK をダウンロードして適当なフォルダへコピーします。このとき,後で必要になるコピー先のパス名を控えておきます。
Android Development Tools (ADT) は Android 用アプリケーション開発向け Eclipse プラグインです。
Eclipse を起動して「Help」>「Install New Software...」メニューを選択するとダイアログが表示されるので,「Add...」ボタンをクリックします。
すると「Add Repository」ダイアログが表示されるので「Name」に「ADT Plugin」,「Location」に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力して「OK」ボタンをクリックします。
一覧に「Developer Tools」が出てくるので,これを選択して「Next」ボタンをクリックしてインストールを進め,プラグインのインストールが完了したら Eclipse を再起動します。
Eclipse を再起動したら「Eclipse」>「環境設定...」メニューを選択します。「Preference」ダイアログが表示されるので左パネルから「Android」を選び,「SDK Location」に「SDK Starter Package」をコピーしたディレクトリ名を指定して「Apply」ボタン,そして「OK」ボタンをクリックします。
Eclipse の「Window」>「Android SDK and AVD Manager」メニューをを選択します。
「Android SDK and AVD Manager」ダイアログが表示されるので左パネルで「Available packages」を選び,必要なコンポーネントをチェックして「Install Selected」ボタンをクリックします。今回は全コンポーネントをインストールしてみました。
以上で開発環境の構築は完了ですが,動作確認を兼ねてエミュレータを起動してみました。
Eclipse の「Window」>「Android SDK and AVD Manager」メニューを選択し,ダイアログの左パネルで「Virtual devices」を選びます。
そして「New...」ボタンをクリックすると「Create new Android Virtual Device (AVD)」ダイアログが表示されるので「Name」に適当な名前を,「Target」で適当なバージョンを指定して「Create AVD」ボタンをクリックします。
すると一覧に作成した AVD が表示されるので,選択して「Start...」ボタンをクリックしてエミュレータを起動します。
この次は簡単なプログラムを作成して実機(GALAXY TAB)への転送を試すつもりです。
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