「嶋浩一郎のアイデアのつくり方」を読みました。この本の「はじめに」には,以下の文章で始まります。
近頃,文房具店や書店でよくみかけるようになった
イタリア製のモールスキンの黒い手帳。
その手帳のページを開いてみると
書店でパラパラとめくったときに,「モールスキン」の文字が目に入り買ってしまいました。
この本には,著者のアイデアの作り方が書かれています。アイデアを作る過程は,有名なヤングの「アイデアの作り方」とほぼ同様ですが,こちらは著者が実践している具体的な方法が書かれています。
大ざっぱに書くと,自分のアンテナに引っかかったことを「二軍ノート」に書き込み,一ヶ月間寝かせます。そして見直して必要なものを「一軍ノート」に転記します。情報は多面的であるため,ノートに書く際,自分の既成概念による整理・分類を一切しないことが大切だということです。そして最終的に集めた情報を交配・化学変化させて,アイデアへと昇華させます。
アイデアを作る過程とは関係ありませんが,著者はノートとして「Moleskine」を,筆記具(万年筆)として「ペリカーノ ジュニア」を愛用しているそうです。
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