小学 5 年の息子が今年も市の水泳大会に参加しました。以前から息子にはハングリー精神・闘争心・目標を目指す気持ちが足りないと思っていて,昨年は「友達とワイワイやるのが楽しい」・「ご褒美を買ってもらえる」そんな理由で参加しているように見えました。
別に水泳選手になって欲しいと思っているわけではなく,もう 10 才になるので努力してとことんやり通し目標を達成した時の嬉しさや,達成できない時の悔しさを味わって欲しいと願っていました。
そこで夏休みの宿題の読書感想文用に良さそうな本を探して読ませたところ,日々の努力の大切さ・目標を持つことなどを意識し始め,一流選手にも関心が向くようになり大成功でした。
そんな息子は夏休みに 2 つの目標を立てました。1 つは小学生水泳大会で区予選を突破して市の大会まで進むこと,もう 1 つはスイミングスクールで目標タイムをクリアして一級に進級することです。
結果としてどちらも達成できませんでしたが,熱があっても親の制止を聞かず練習に行ったり,捻挫をしてもテーピングして泳いだりと真剣なのがよく分かりました。宿題で作った俳句を見ても努力したんだなと思えます。
息子に読ませた本を紹介すると,一冊目は「前略、がんばっているみんなへ」です。
「壁は乗り越えるからこそ楽しい」前向きな北島選手が熱い思いを分かりやすく彼自身の言葉で語りかけ,子どもに夢を与えてくれる内容です。
文字が大きく,すべての漢字にふりがなが振られているので低学年の子どもでも読めると思います。
息子はこの本を読んでから「北島選手ってXXXXなんだよ」とよく言うようになりました。
二冊目は「心に響く小さな5つの物語」です。
タイトルのとおりこの本には 5 話収められていますが,その 1 つに大リーグで活躍しているイチロー選手が小学生時代に書いた作文があります。
この作文を読んで「小学生がここまで明確な目標を持って努力をしているのか」と驚きました。息子も何かを感じてくれたようです。うまく言えませんがイチローは小さい時からイチローです。
この夏休みで目標を達成できなかったけど精神的に少し成長してくれたかな,今夜そんなことを考えていたら息子が近くに来て言いました。
「何かご褒美買って」 ガクッ
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