「考える技術・書く技術 (板坂 元)」で著者に「一生のつきあいになりそうである」と言わしめているインク鉛筆 (Ink Pencil) が気になっていたのですが,銀座伊東屋で見つけたので半ダース購入しました。
目印は軸に書かれた "A BOTTLE OF INK IN A PENCIL" の文字です。
この本によると書いた直後は普通の鉛筆と同じように消しゴムで消すことができでも,時間経過によってブルーのインクに変化・定着して消せなくなるそうです。
削ってから一般的な国産の HB 鉛筆と芯を見較べてみましたが,若干太い程度でそれ以外に差は認められません。実際に書いてみても,書き味・文字の濃さなどに大差はありませんでした。
時間経過によって空気中の水分を吸ってインクに変化するそうですが,待ちきれないので湯気でけむった風呂場に持ち込んでみました。すると,みるみる色が変化してブルーのインクになりました。
試しに指や消しゴムでこすりましたが文字は消えませんし,鉛筆のようにかすれて紙面が汚れることもありません。強引に変化させてもうまく定着するようです(写真では分かりにくいのですが,本当にインクで書いたよう色になります)。
最近は消せるボールペンが売られていますが(使ったことはありません),鉛筆は小回りがきくのでインク鉛筆も重宝すると思います。
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