近ごろは長く使えることを条件にボールペンを選んでいるのでモンブランやラミーを手にすることが多いのですが,三菱鉛筆が初の低粘度ボールペン「ジェットストリーム」を発売した頃は気に入ってよく使っていました。
最近,各社からジェットストリームのような低粘度油性ボールペンが売り出されているようなので,後発のものがどのくらい使いやすいのか,まとめ買いして確かめてみました。
今回較べたのは「三菱鉛筆 ジェットストリーム」「パイロットアクロボール」「ぺんてる ビクーニャ」「プラチナ オ・レーヌ ボールペン」の 4 種類です。
少し使うと分かるのですが,どのボールペンも書き出し時の"かすれ"が少なく,インクの出も良いので実用上大差はありません。ですので,ここに書いていることは私の主観・偏見(?)たっぷりのものです。
1 番目は「三菱鉛筆 ジェットストリーム」です。
以前と変わらずニュルニュルとした心地よい感触で,今回の 4 種類の中では最も油性ボールペンらしい書き味です。また,紙の上でのインクの色も一番濃いように思えます。
それから,インクに黒・青・赤・緑の 4 色が用意されているのもポイントが高いところです。
次は「ぺんてる ビクーニャ」です。
このボールペンに使われているインクは世界最低粘度だそうで,書いていて油性ボールペンの感じはなく,水性・ゲルインキと言われても分からないくらいです。
使っていて気になったのは,書いた字や線のフチがなんとなく荒い点と,傾けて書いていると割と頻繁にかすれる点です。うまく言えませんが「安定感がない」といったところでしょうか。
3 番目は「プラチナ オ・レーヌ ボールペン」です。
このボールペンは,やみくもに滑りすぎず紙のうえを程よく滑ることを目指して作られたそうです。しかしビクーニャのときと同様,私には滑らかさに差を感じることができません・・・
4 種類の中ではインク玉ができやすい方ですが,かすれは少なくインクの出も滑らかで性能的には十分です。しかし,なぜか使っても面白くないというか印象に残らないというか(アクがない?)。
最後は「パイロット アクロボール」です。
書いた字や線の安定感,インクのフロー,性能面ではアクロボールが 1 番だと思います。他の 3 種類と違い,紙の上をなでるくらいの筆圧でもインクが出てくれます。
比較というからには順位をつけなければなりませんが,太字で書き味が油性ボールペンらしいものが好きな私は「ジェットストリーム」が 1 位,ついで「アクロボール」です。今回は 0.7 mm 芯でしたが「アクロボール」には 1.0 mm の芯もあるようなので,1.0 mm だったら逆転するかもしれません。
ちなみに,この手のものが好きな会社の後輩にも試してもらいましたが,迷わず「アクロボール」を 1 位にあげました。
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自分は,パイロットが一番好きです。三菱はなめらかで良いのですが,なんとなくダマになりやすい様な気がしてます。ゼブラは書き始めが弱いかも。
#中身はジェットストリームと一緒な三菱のピュアモルト買っちゃいました。
低粘度のインクは,インク玉ができやすいのかもしれませんね。
自分的にはやっぱりジェットストリームかな。